検索してくる人を無視してない? -ファンブログというSNS-

2014年1月22日にA8.netのファンブログはSeesaa Blogのシステムをベースにして生まれ変わりました。よってファンブログ関連の記事は今では当てはまらない可能性があります。新しいファンブログのカスタマイズは別ブログ「ファンブログ テック」で詳しく書いていますので、そちらをご覧ください。
ファンブログのユーザーは、ファンブログ以外から見に来てくれる人を軽視しているように感じます。

ファンブログの中で、1日に更新されているブログの数は多くても数百じゃないかと思うんですけど。検索からの閲覧者を抜かして、ファンブログからのアクセスだけで1日でも1000越えた人っています?

この記事はファンブログユーザー向けの記事です。他の人が見てもつまらないかも

ホントにたまーになんだけど、電車の中でメークをしている人を見るんですよ。化粧が施してあると言う意味ではなくて、電車の中で鏡を見ながら顔を作っている人です。

見てると、スッピンから段々とキレイな顔になっていく。「すっげーなー」と思って見てるんですけど、女の顔ってメークの仕方でずいぶん変わりますね。

って、いうことは本題からそれるのでおいておいて、そのメーク中の女性をじっと見ていると目が合うことがあります。

こちらは「やべー」と思っても向こうはまったく気にしていない様子。グッと目に力を入れて「何見てんだよ!」という素振りをするでもなく、表情をまったく変えずに鏡に目線を戻します。

全然気にしていないんですね。その女性にとっては、こちらはヒトではなくオブジェなんだと思います。だから見られても平気。

その女性は、どこかで人と待ち合わせているんだと思いますが、女性にとっては、「待ち合わせている、これから会う人たち」が「ヒト」であって、その途中で会う人たちはどうでもいい存在なんだと思います。

だから、スッピンを見られても、メークの行程を見られても気にならない。大切なのは「待ち合わせている仲間」だけ。

実は、これと同じ事を私はファンブログに感じています。

世界がファンブログだけだったら?

ファンブログのユーザーは、ファンブログ以外から見に来てくれる人を軽視しているように感じます。

ファンブログの中の人数よりも、世界中の人口の方が多いのに、その人たちを無視しているように感じます。

そう感じる理由は後述するとして、世界がファンブログだけだったらどうなるでしょうか?

アクセス数は最大でも、ファンブログで更新を続けている人の数までしかいきません。どんなに多くてもその日、記事を書いた人の数より多くはなりません。その日、記事を書いていない人の多くは他の人のブログも見ないでしょう。

ファンブログの現役ユーザーってどのくらいいるんでしょう?

ファンブログのトップページからブログカテゴリ一覧とたどって、新着記事を見てみても更新されているブログの名前は、いつも見る名前ばかりです。

ファンブログの中で、1日に更新されているブログの数は多くても数百じゃないかと思うんですけど。検索からの閲覧者を抜かして、ファンブログからのアクセスだけで1日でも1000越えた人っています?

以上はあくまで私の考えです。でも、本当に人が少ないのならファンブログユーザーだけを頼りにしてもアクセスアップは望めないでしょう。

そして、A8.netのサービスであるファンブログのほぼ全員がブログに貼っているアフィリエイト。

世界がファンブログだけだったら、アフィリエイトに収益はあるでしょうか?

これは、ほぼ全員利益なしという結果になるはずです。

なぜなら、ファンブログの全員が店を開いているんです。仕入先は同じです。

誰かの店に、欲しい品物が置いてあったとします。

A8.netという仕入先でその品物を見てみました。それを自分で買ったら、自分に1000円戻って来ます。それなのに、わざわざ他のお店で買う理由があるでしょうか?

時には、付き合いやご祝儀で、他のお店を利用することはあっても本格的な利用はされません。

結果として「世界がファンブログだけだったら」アクセスも稼げない、アフィリエイト収益もない。そんなブログだけになります。

ファンブログというSNS

結果として、上の内容に気づいた人はファンブログ以外に拠点を移します。

【A8キャンペーン】A8サイトコンテスト 結果発表」この中にファンブログのページはひとつでもあるでしょうか?

私自身、このブログ以外もやっていますが、アフィリエイト収益はほぼすべてファンブログ以外から上げています。

アクセスアップ、アフィリエイト収益、こういったものを上げるには、ファンブログ以外からの訪問を増やす以外にありません。

あるいは、ファンブログ以外に拠点を移すかです。今、アフィリエイトで利益を上げている人たちは拠点を移した人たちです。

残っているのは大部分、次のどちらかに当てはまります。

  • ・ファンブログをはじめたばかりで日がたっていない人
  • ・アフィリエイトの収益を諦めた人

アフィリエイトの収益を諦めた人は、大体ブログの更新をやめて放置状態になるんですが、中にとても楽しそうにブログ更新を続けている人たちがいます。

その人たちの楽しみはコメントの交換です。

mixiみたいなSNS(ソーシャルネットワークサービス)として、コミュニケーションを楽しんでいる人たちです。

結果として、検索される方法、アクセスが増える方法をまったく意識しなくなる。つまり、仲間以外の視線を気にしなくなる。そんな人たちです。

そのこと自体は、個人の楽しみ方なので自由です。

SNS「ファンブログ」でアフィリエイト記事は有効か?

そんな、仲間だけのコミュニケーションの中でアフィリエイト記事を見たときに私は違和感を感じます。

コメントでは「面白い製品ですね」だとか「これいいですね」だとか書いてあったとしても売れないのではないだろうか?そう思うのです。

理由のひとつは先ほど書きました。

そして、もう一つの理由として、ファンブログの中のコメントのやりとりからは「当たり障りのないように」「他の人に嫌われないように」そんなことを優先しているように感じられるからです。

なぜでしょう?通常、気に入らない記事は無視すればいい。意見を言わなければいい。

でもファンブログというSNSに参加してしまった以上、読み逃げは出来ない。何か書かないといけない。だけど、悪いことは書けない。嫌われるから。

結果として「当たり障りのないコメント」「他の人に嫌われないコメント」がされるようになる。

そんなコメントの相手に何かを期待しても無駄なのでは?と思うのです。

自分の意見は言うべきです

このブログの記事「スパムフィルター考察」に、かこランスロットさんから反対意見をもらいました。

こんにちは。

「画像認証」復活させました。

やっぱり、スパムっぽいコメントが来ます。
自己管理が出来てないかもしれないですけど、
他のブログでも、やっぱり同じような機能がありますので、
付けて問題ないと、私は考えいます。
ランスロット|2012年12月21日(金) 15:59

私としては、こういう意見こそ有意義だと思うし、歓迎できます。

当たり障りのない非生産的な「コメントごっこ」をもらうよりも、うれしいです。

買いたい人が来ない宣伝の仕方 -情報商材の手法では稼げない理由-

前に、スパム対策ユニットinaliさんの「儲かる」とか「稼げる」というキーワードに引き寄せられて来るのは「売りたい人」だけだ。という言葉を紹介しました。

「年間◯億を稼ぐ」だとか「毎月◯万儲ける」とかいうキーワードによってページを見に来るのは「売りたい人」だけです。

通常は物を売る時に対象となるのは「買いたい人」です。

つまり「儲かる」とか「稼げる」という言葉で宣伝しても普通の物は売れません。なぜなら買いたい人が来ないからです。

「売りたい人」とは誰か?

「売りたい人」とは、ズバリ「アフィリエイター」です。

「年間◯億を稼ぐ」だとが「毎月◯万儲ける」とかいうキーワードでブログを読みに来てくれるのは現役または未来のアフィリエイターだけです。

そして、そういうキーワードでアピールしてるのは「情報商材」の販売ページです。

「こうすれば年間◯億稼げる!」「毎月◯万稼いでいるあの男の」そんな宣伝文句で売ろうとします。

しかし、まず売れることはないでしょう。その理由を順を追って説明します。

情報商材とは何か?

「年間◯億稼いでいる◯◯のアフィリエイト塾」というような内容で、稼ぎ方を教えるものです。

「この通りにすればあなたも毎月◯万円手に入る」と言ってやり方を指導する教材です。

つまり誰かが既に実践したやり方の紹介です。

ですから、売り上げの大部分はそのやり方を教える、既に「年収◯億」を実現している人物に入ります。

その商材のアフィリエイトを貼って売り上げが出ればアフィリエイトを貼った人にもマージンが入ります。

さて、ここで問題です。その情報商材に興味を示すのはどれくらいの数の人でしょうか?

「売るための情報商材」に興味を示すのは「売りたい人」だけです。

「売りたい人」というのは世の中にどのくらいいるのでしょうか?

これは例えれば、この世の中に「物を売るお店」と「物を買うお客」のどちらが多いかという質問になるのではないでしょうか。

つまり答えは明確で「売りたい人」の数は世の中の全体数から見たら小数の人たちです。

「情報商材」を売ろうとしているアフィリエイターは自ら、世の中の大部分である「買いたい人」を切り捨てて、わざわざ少数派の「売りたい人」だけを相手にしています。

本当に役に立つのは約2割

これは、以前あるテレビ番組でやった実験なんですが、幼稚園児を何組かのグループに分けて、それぞれのグループで先生が「みんなで◯◯を作りましょーう!」と声をかけます。(◯◯は隠してるのではなくて、何だったか忘れました)

最初は全員で作業するんですが、そのうち他の事に興味を示して違うことをはじめる子供が出てきます。また、飽きて遊びはじめる子供も出てきます。

最終的に最後まで頑張った子供は各組で大体同じ人数で、全体の約2割でした。

面白いのはここからで、今度は、各組で最後まで頑張った2割の子供だけを集めます。そして、先生が「みんなで◯◯を作りましょーう!」と声をかけます。

さっきは最後まで頑張った、精鋭たちの部隊です。

ところが、意外なことに精鋭が揃うと、その中で優秀な子と、そうでない子が出てくる。途中で飽きたり、遊びはじめたりする子供が出てくるんです。

結果として、その精鋭部隊でも最後まで頑張ったのはやはり2割の子供だけでした。

これは本当にあった実験結果です。

情報商材ピラミッド

先ほど、売り上げの大部分は既に「年収◯億」を実現している人物に入ると言いました。

アフィリエイターにもマージンは入ります。入りますが、売り上げの大部分をもらう人にとって、それはどのアフィリエイターであっても構いません。

実際に売り上げを出すアフィリエイターは2割だけだとします。でも「年収◯億」の人にとっては2割で充分なんです。もともと稼げる人数なんてごく一部だってわかってるんですから。

8割のアフィリエイターが稼げなくても構いません。歩合制だから稼げないアフィリエイターには報酬を払わなくていいんです。

誰であれ、少数のアフィリエイターが売り上げを出してくれれば、ピラミッドの頂点は安泰です。

アフィリエイトさえ貼っていてくれれば、ピラミッドの頂点の知名度は上がります。大きな声で「年収◯億の◯◯塾」と宣伝だけしてもらえれば、アフィリエイターに知れ渡ります。

成果を出せない無能なアフィリエイターには報酬を払う必要がありません。タダで充分宣伝してもらえます。

宣伝してもらうから、さらに新しいアフィリエイターが来て、もっと宣伝してくれます。

宣伝スパイラル

宣伝すればするほど、「売りたい人たち」が集まります。「買いたい人たち」が来る普通のアフィリエイトとは違います。宣伝するほど、売りたいと思っている人たちが増えるんだから、競争相手が増えます。

「売りたい人たち」には興味があっても、世の中の大部分の「買いたい人たち」には興味がないものを、大勢の「売りたい人たち」で宣伝しあいます。

大勢で宣伝すれば、成果を出せないアフィリエイターも増えます。成果が出なければタダ働き。いいんです。結果主義なんですから。

中には、ほんの少数本当に稼ぐアフィリエイターも出てくるでしょう。その優秀なアフィリエイターにだけ報酬を払えばいいです。大切な収入源です。

大部分はタダで宣伝してくれる無能のカモ。いくらでも使い捨て出来る、代わりのたくさんいる広告塔です。

無能のカモは「買いたい人たち」を切り捨ててしまったので、もう取り返しもつきません。他の物を売ろうにも「売りたい人」しか来てくれないんですから。

「情報商材」を宣伝する全員が儲からないとはいいません。もちろん、「一般商品」でも利益を出せないアフィリエイターは大勢います。

ただし、「情報商材」のアフィリエイトは「消費者」÷「宣伝数」の数では圧倒的に「一般商品」に比べて不利です。

よほどの実力がなければ、稼げる確率はありません。

そして、売っている商品の中身は古いものです。アフィリエイトの手法としては過去の物です。

なぜなら既に成功した年収◯億の秘密をみんなに公開しているんですから。公開した時点でその手法は過去の物です。もう古いから公開して差し支えない。そういう情報だと思った方がいいです。

最後に、稼げた場合の成果報酬はどこから出るのか?検索すれば、「無料お試し登録でもアフィリエイト報酬3000円」のような事例が山ほどあることを忘れないでください。

ブログ初心者刈り

検索結果ランキング

これさ、いつ見ても必ず10位以内にいるんだよね。
3位と7位も同じような意味でしょ?
5位と8位もだ。

初心者を探している連中が少なからずいるということだ。

やっかいなのは、初心者に接触するのが
必ず悪人だとは言えないわけで、
むしろ善良な人が多いであろうということ。

結局は初心者が自分で判断するしかない。

誰が信用できるかなんてわからない。

もしかしたら、俺がこれを書いている目的だって、
実は初心者を安心させるためで、信用した初心者を
後から刈ろうとしているのかもしれない。

ネット社会は自己責任。
危ない。危ない。

ファンブログの「あしあと」にあるアバターは必ずしも読者とは限らない。
記事を読まずに開いただけでも「あしあと」は残る。

自分のブログに来てもらうだけのために、記事も読まずに「あしあと」だけを残す。あるいはコメントだけを残す。そのくせコメントには記事に関することが何も書かれていない。自分のブログに呼び込むために、何も読まずに痕跡だけを残すスパマーはいる。

人を騙す奴ってのは善人のフリをする。

そんな痕跡をクリックして、開いたページに年収◯億を簡単に稼ぐ!とか書いてあったら信じるな!

年収◯億簡単に稼げるとか書いている奴は、人にそれ宣伝する前に自分で実践しろ!
もし本当に儲かったら、お前のセコいブログは存在しないよ!
だって、そんなセコいブログに時間を割く必要はないだろう?遊んで暮らせるんだから。

「年収◯億簡単に稼げる」とかいう広告があること自体が、その広告どおりやっていては儲からないことの証明だ。

少なくともその広告を自分のブログに貼っている奴は全然金を持っていない。持っていないから広告を貼る。ごめん。このブログにも広告があるけどな。種類は違うけど。

金が欲しくて必死だから、わざわざ記事にする。
記事にするくせに、自分では使っていない。買っていない。申し込んでいない。

だから、レビューすら書けない。感想すら書けない。

記事になっているのに、使った感想もない。なにも独自調査をしていない。そんな記事は信じるな。

貧乏人が貧乏人をカモろうとしている図が「年収◯億簡単に稼げる」という広告だ。

追記:
最近はこんなに凝ったスパムもあるらしい。精が出ますな Σ(°д°lll)

スパム対策ユニットinaliさんのブログ「goods and life +」:おしらせ – リファラスパム

頑張れ、今日書いた記事もそのうち読まれる

結局のところ、過去の記事がどれだけ埋もれずに読まれ続けるか?これがブログのアクセスを上げる重要なファクターなんだと思う。

移転した、かこがファンブログに残した「パー活」では、更新していなくても過去の記事への検索で1日500アクセス稼いだらしい。

ホント、新しい記事って人気ない。

なかなかいい記事を書いたなぁ。と思った時にGoogle Analyticsのリアルタイムデータを見るのはよくないな。その記事を誰も見ていない。古い記事ばっかり読まれてる。

と、ちょうど1ヵ月前にも同じ事をボヤいていた。そして、そのころの記事が今読まれている不思議。

頑張れ、俺。

今日書いた記事もそのうち読まれる。

[追記 2012年12月20日 07:30pm]

今書いたばかりの記事だけどいきなり追記。

結局のところ、過去の記事がどれだけ埋もれずに読まれ続けるか?これがブログのアクセスを上げる重要なファクターなんだと思う。

以前の記事「アイアンシェフ 誰」で大当たりで書いたとおり、ホットなワードで検索されるとアクセスは急増する。実際この記事の前後は毎時50アクセスのペースで検索から人が来ていた。でも、今はその言葉では誰も来ない。

このブログでいうと、HTMLやスタイルシート(CSS)、JavaScript等の技術的な記事に対して、検索して来る人は減らない。いや記事数増加とともに増えている。アクセス全体に占める比率は圧倒的に高い。これは間違いない。

アフィリエイト関連の記事は来ているように見えて、実はそれほどでもない。そもそも、アフィリエイトに関しては、気付かれにくいコツを書いているので、そのキーワードでは検索されない。コツに気づいていれば読みに来る必要もない。

そして、アフィリエイトに関しては自分では有益だと思う記事でも、古くなると、もうほとんど読まれない。検索から人が来ない記事は書いた直後しか読まれない。だから、結局読者は少ない。目を通す読者は、このブログの定期的な読者だけとなる。

もしかしたらアフィリエイトの記事を読みにくるのはA8.netの会員、つまりファンブログの人が大部分なのではないだろうか?

ファンブログ以外の、知らないアフィリエイト関連ブログから来ているログもあるけど、特定記事へのアクセスがメインで、全体としてはそう多くないと思う。

そして、ファンブログ全体の現役ユーザー数はたいした事ないのではないか。

なぜなら、ファンブログのトップページにある「ブログカテゴリ一覧」から記事を探しにいくと、いつも同じブログのタイトルばかりを目にするから。

これに関しては推測でしかないが、ファンブログの登録ユーザー全体で数えれば、それなりにいるだろうけど、大部分はすでにやめているのではないだろうか。ブログ数だけはあるかもしれないけど、多くは過去のユーザーの残した、更新されていないブログではないか。

1日に稼働しているユーザーは本当に少人数だと思う。
少なくとも、このブログはファンブログ内部からのアクセスはあまりない。

それでも、最近読んだ記事からわかっている事は、ファンブログ内でうちより人気のあるブログでも、検索からのアクセスがメインの、このブログに比べ、アクセス数が圧倒的に少ないということ。

サンプルとなるブログがひとつなので、参考にならないかもしれないけど。

ちなみに、ファンブログから移転した、かこがファンブログに残した「パート派遣主婦のぐーたら子育て生活」(略してパー活)では、更新していなくても過去の記事への検索で1日500アクセス稼いだらしい。

参考記事:すたれない記事を書こう かこのブログ「技術のタマゴ」の記事です

結局のところ「ファンブログ」という小さなコミュニティを中心に考えるのではなく、検索サイトから人に来てもらう事を考えないとアクセスは伸びないのではないだろうか。

以上、追記の方が長かったん。

とっても重要な前説 -導入部で惹きつけられるかどうかで結果は変わる-

はじめから購入目的でお客さんが来る販売サイトと、ブログでは販売に至るアプローチが違います。

購入が目的ではなくて、ブログに来ていただいたお客さんに買ってもらうためには、まずブログに好感を持ってもらうことが必要なのではないでしょうか。俺様が言えることではないですが。

今までの人生で2回、劇場全体がものすごい一体感で映画を見たことがあります。

年齢がバレるから本当は書きたくないんだけど、ひとつは1981年に公開された「キャノンボール」
キャノンボール (映画) – Wikipedia

もうひとつは1994年公開の「クール・ランニング」
クール・ランニング – Wikipedia

どちらもコメディ映画ですが、信じられないほど劇場全体が盛り上がりました。

「キャノンボール」を観たのは有楽町、「クール・ランニング」は渋谷で観ました。今回の記事に関係するのは「キャノンボール」だけなので「クール・ランニング」の説明はしません。

キャノンボール

「キャノンボール」という映画は公道自動車レースが題材で、スピード違反をしながら誰が一番速いかを競うという内容。アクション映画なんだけど、ギャグ映画です。ジャッキー・チェンも出ています。

映画が始まってタイトルバックは早速ランボルギーニとパトカーのバトル。(フェラーリだったかも?)

パトカーがどんなにサイレンを鳴らして疾走してもランボルギーニが速くって捕まらない。「キャノンボール」のテーマ曲に乗って追跡劇をバックにクレジットが流れていく。

テーマ曲が終了し、タイトルバックも終わり。すっかり盛り上がって、さあ、ここから本編です。

期待して観ていると、本編に変わって1カット目がシビックの登場。スーパーカーじゃない庶民の車シビックです。テンションが上がっていた劇場の、みんながため息混じりに囁きます。

「シビック」

ハッキリと聞こえるように言うのではなく隣の友達にだけ聞こえるような囁き。シビックの「シ」は「シ」と発音するのではなく、歯と歯の間から息が漏れるように「スィ」という発音です。

小さな声で「スィビック」

ところが、たまたま劇場の全員が同時に「スィビック」と発音したんだから、劇場全体に聞こえる大合唱です。

みんな一斉に歯と歯の間から息が漏れるように「スィビック!」

一瞬の間をおいて場内大爆笑!映画とは関係ない大爆笑です!

そこから後の場内の一体感たるやスゴいもので、映画のどんなギャグでも大爆笑!ホント面白くて大笑いです。

後で知ったんですが、その時、たまたま同じ劇場の同じ回に、同じ学校の同級生がいました。劇場では会うことがなく、次の日に「キャノンボール」見てきたら面白かったという話をしたら一緒にいたことがわかったのでした。

そして数年後。「ゴールデン洋画劇場」で「キャノンボール」がテレビ初登場となります。

これも本当に偶然、その日その同級生と一緒に、人の家にいたのです。

「キャノンボールやるんじゃん!これ面白かったんだよ!見よう!」ということになってみんなで観ました。

そして、自分と同級生は愕然とするのです。映画は面白くありません。

「こんな映画だったっけ?なんか、つまんないね」

劇場でみた字幕版とテレビの日本語吹き替えの違いはありますが、それだけではなく根本的につまらないのです。

その時に、自分と同級生は気がつきます。

「おそらく、あの日あの時、あの劇場の、あの回だったから、あんなに盛り上がったんだ。」

多分、これは間違いないと思います。

落語の枕とスタジオ収録の前説

落語には「本題」に入る前の「枕」と言われる部分があります。

落語の演目自体は、同じ題であれば毎回同じですが、枕は時によって、噺家によって、変わります。

「今日来る途中にこんなものを見ました」だとか「最近、ある人にこんなことを言われまして」とか毎回違う話ですが、「本題」に入る前の導入です。

これはテレビ番組のスタジオ収録における「前説」と同じ役割です。

前説(まえせつ)とは、収録を見学に来た客席のお客さんに向かっての収録前の説明です。

「今日これからこんな番組の収録を行ないます。こういうことに気をつけてください」というような説明が中心ですが、そこでいかに客席のテンションを上げるかが実はとっても重要なんです。

シーンとした客席と、テンションの上がった客席では、出演者が入った時の盛り上がりが全然違います。

これはキャノンボールをあの日、あの時、あの場所で観たのと、そうでない時に観たのでは全然違ったのと同じです。

そして、会場全体が盛り上がった状態での収録と盛り上がっていない時の収録では番組の面白さも変わります。これはその時スタジオにいなかった人にも、間違いなく伝わります。

ブログで何を話したいのか?

テーマによっては、その内容をいきなり切り出すことによって、読んでもらえないこともありえます。

わかりやすい例でいえば、アフィリエイトです。

ページを開いたら、いきなりおすすめの商品を説明してあった。多くの場合、もうこれで読者に引かれてしまうのではないでしょうか。記事に好感を持ってもらう前に引かれてしまったら、その後に何を説明しても無意味になります。

ページの下にあったら、目につかない。商品広告はなるべく前にあった方がいい。そうでしょうか?

そんな事はありません。なぜなら、読者は広告を見に来るのではないからです。正確に言うと商品のことを知りたくて検索してくることはあります。でもそれは商品の広告を探しているのではなく、情報を探しているのです。

たとえば「ある商品が気になっている」とします。その商品のことを検索しました。検索してページを開いたら、まず最初に「その商品の広告」が目についた。そこまではいいでしょう。でも目につく部分に書いてあることが、知っていることばかりだったら続きを見ないでページを閉じませんか?

ブログの記事の目的が、その商品の説明であれば、タイトルに「商品名」は入れた方がいいでしょうし、記事の冒頭で、この記事の要旨は「その商品について書いています」と説明するのもいいでしょう。

しかし、いきなり本題に入って商品説明しても引かれてしまいます。

まず、記事に好感を持ってもらうこと。それを忘れて宣伝ばかりしているページが多すぎませんか?

話によっては、いきなり要点に入った方がいいこともありますし、前置きが長すぎるのも考え物です。

でも、だからといって何のオリジナル情報もなく、ギラギラした「売りたいオーラ」ばっかりが強いページからは、誰も買ってくれないと思うんだけど?どうですかね?

宣伝している商品が目的で読みに来てくれる人ってどのくらいいるんでしょう?

そもそも、ブログで宣伝している商品が目的で読みに来てくれる人ってどのくらいいるんでしょう?

有名な製品が検索キーワードなら、検索トップに私のブログは出ません。だから、有名商品の宣伝記事を書いても、それを目的に来る人は、少なくとも私のブログにはいません。

ただし、マニアックなコアな商品なら、私の別サイトで実際に上位で検索されています。その結果、検索経由でサイトに来た人に売れています。しかし、人数は少ないですよ。

販売サイトではない、ブログの場合、大部分の人は、商品検索以外の理由で、やってきます。

はじめから購入目的でお客さんが来る販売サイトと、ブログでは販売に至るアプローチが違います。

購入が目的ではなくて、ブログに来ていただいたお客さんに買ってもらうためには、まずブログに好感を持ってもらうことが必要なのではないでしょうか。それは、このブログが言えることではないですが。

記事を面白いと思ってもらうには、まず読者のテンションを上げる必要があるのではないでしょうか。

うまく好感を持ってもらえるかどうかはわかりませんが、宣伝をはじめる前に読んでよかったと思える情報があるだけで売上は伸びると思います。

参考記事:リンク元 google.co.jp クエリなし 前説の実践例です