コメントまわりをどんなにがんばってもアフィリエイトの収益はまったくあがりません。
先の記事で「仲のよい常連さんが10人いて毎日コメントをくれる場合、月間アクセス数が1200しかなかったら常連以外誰も見ていない」という説明をしました。コメントまわりが楽しいのなら、それを楽しむのもいいでしょうが、それで売り上げを出そうと思うのは愚か者の考えです。
昨日書いた記事「1日平均400アクセス減と常連さんのコメント」でコメントまわりではアクセスが伸びない理由を説明しました。説明のとおり、コメントまわりによるアクセスアップはアクセス数4倍の水増しです。
毎日毎日、同じ常連さんがコメントをくれる場合、その人だけで1ヵ月のアクセス総数は4×30=120です。常連さんが10人なら1200アクセス稼げます。が、訪問者は1ヵ月でたったの10人です。
月に10人しか来ないブログでアフィリエイト収益が出せるでしょうか?
ファンブログの場合、コメントまわりで獲得できる読者はファンブログの会員だけです。つまり、全員A8.netの会員です。同じA8.netの会員相手にアフィリエイトで物が売れるでしょうか?報酬額が高ければ高いほど売れない確率も高まります。なぜなら、自分でA8.netの商品を買えば、ペイバックされるから。自分で買えば1万円戻ってくる商品があったとして、それをわざわざ仲良しブロ友のアフィリエイトから買うでしょうか?
不正クリックは犯罪です
まったく利益が出ない結果、相互クリックなどという発想が出てくるわけですが、「ポチしておきました」「クリックお願いします」などは、「報酬単価を下げているポチ乞食」に書いてあるように、結果的にさらに収益を落とします。
そして、それは広告主から不正に報酬を得る犯罪です。ですからA8.netなどのASPは相互クリックを禁止しているし、発見されれば即退会です。
どうすればよいのか?
それが楽しいという人もいるし、楽しいのならコメントまわりをするのもいいでしょう。しかし、アクセスアップのためにコメントまわりをするのは、まったくの無駄です。アクセスをあげるためには、外部の知らない人が来てくれるようにならなければ、お話になりません。
そもそもの発想として「読者はブロガーだけではない」ということを忘れていませんか?
「コメントまわり」 – これ、相手もブログを持っていないと出来ません。
「相互クリック」 – これも、相手がブログにアフィリエイトを貼っていないとできません。
相手もブログを持っていないと出来ないことだけに精を出すから成果が出ないんです。
そもそもあなたの知り合いで、ブログをやっている人は、知り合い全員の中の何パーセントですか?残りの人はブログをやっていないわけですが、そのパーセンテージはどれくらいですか?
それをすべて切り捨てて、ブロガーだけを対象に、アクセスアップを図ろう、アフィリエイトで儲けよう!という発想はいかがなものでしょうか?
ブログというのはインターネットを通じて世界中の誰でも見られるわけで、仲間だけで楽しみたい、会員だけでワイワイやりたいというのなら、mixiみたいなSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)の方がいいんじゃないですか。
ひとつ言えるのは、コメントまわりに精を出す、あるいはそれを人に薦めるブロガーの言うアクセスアップ術は信じるだけ無駄だということ。やっても、月に数人の読者が増えるだけです。それでも増えないよりはマシというならそれでもいいですが、それにかかるコストを考えたほうがいいですよ。
おまけ 情報商材はやめたほうがいい理由
情報商材というのは、アフィリエイターが相手でないと売ることが出来ない。あるいはアフィリエイトを始めさせないと売ることができない。そもそも、ブログをやってない人はアフィリエイトに興味がないのだから、情報商材ブログなどを探して見に行くはずもない。
つまり、ブログを持っていない多くの人を対象にすることが出来ない。結果、狭いパイの取り合いでしのぎを削ることになる。こういう奴らがやるのが、ブログのコメントまわりです。
情報商材を売る場合、ブログをやっていない人には認知されていないのだから、パイを増やすためには、電車に中吊り広告を出すなどして、まず認知させることから始めなければならない。スパムもそのひとつ。相手から能動的にサイトに訪問されることはありえないのだからスパムなどで餌をまく。
情報商材で儲からないとは言わないが、相当の腕が必要になる。素人には無理だ。しかも、やっていることはろくでなしの手法。