キレイなブログには信用とプレミアがつく

たとえば、2件の蕎麦屋がならんで営業しているとする。片方は薄汚いそば屋で、かけそば450円。片方は小奇麗なそば屋で、かけそば600円。どちらに入るか?

自分だったら、小奇麗なそば屋を選ぶ。これが450万円と600万円だったら、また違うだろうが、450円と600円なら、150円高くても小奇麗な店にする。小奇麗な店というのはプレミアがつくのだ。

汚くても安いほうがいいという人もいると思う。ここまでは、人によって考え方も違うだろう。では、二軒が同じ値段だったら、どちらを選びますか?

アフィリエイトというのは商売です

アフィリエイトで収益を出したいというのなら、それは商売です。プロ意識を持たなければ稼げません。楽に稼げるというのは、参加者を集めるためのウソです。

実際に商売をする場合、店の内装に気を使いませんか?ブログでも同じです。このブログのデザインは無視して書きますが、ある程度は時間をかけてキレイにしないと、品物が売れる気がしません。

例えばの話、スタイルシート講座という2つのブログがありました。片方は真っ白な背景に真っ黒な文字という、それだけのページ。片方はスタイルシートを使ってキレイに装飾しているページ。どちらのブログを信用しますか。どちらを読みたいと思いますか?中身がないブログをどれだけ装飾しても意味はないですが、同じ内容のブログなら固定客のつき方が変わります。

もちろん、内容は大切です。薄汚いそば屋でも、おいしければお客は来ます。ただし、店に入ってもらわなければ、おいしいかどうかはわかりません。キレイなブログにはアクセス増というプレミアがつきます。プロ意識を持って見栄えに気を使わなければ、お友達しか来てくれないと思います。

成果が出ないのはブロガーだけを対象にしているからです

コメントまわりをどんなにがんばってもアフィリエイトの収益はまったくあがりません。コメントまわりや、相互クリックは 相手もブログを持っていないと出来ません。 相手もブログを持っていないと出来ないことだけに精を出すから成果が出ないんです。

コメントまわりをどんなにがんばってもアフィリエイトの収益はまったくあがりません。

先の記事で「仲のよい常連さんが10人いて毎日コメントをくれる場合、月間アクセス数が1200しかなかったら常連以外誰も見ていない」という説明をしました。コメントまわりが楽しいのなら、それを楽しむのもいいでしょうが、それで売り上げを出そうと思うのは愚か者の考えです。

昨日書いた記事「1日平均400アクセス減と常連さんのコメント」でコメントまわりではアクセスが伸びない理由を説明しました。説明のとおり、コメントまわりによるアクセスアップはアクセス数4倍の水増しです。

毎日毎日、同じ常連さんがコメントをくれる場合、その人だけで1ヵ月のアクセス総数は4×30=120です。常連さんが10人なら1200アクセス稼げます。が、訪問者は1ヵ月でたったの10人です。

月に10人しか来ないブログでアフィリエイト収益が出せるでしょうか?

ファンブログの場合、コメントまわりで獲得できる読者はファンブログの会員だけです。つまり、全員A8.netの会員です。同じA8.netの会員相手にアフィリエイトで物が売れるでしょうか?報酬額が高ければ高いほど売れない確率も高まります。なぜなら、自分でA8.netの商品を買えば、ペイバックされるから。自分で買えば1万円戻ってくる商品があったとして、それをわざわざ仲良しブロ友のアフィリエイトから買うでしょうか?

不正クリックは犯罪です

まったく利益が出ない結果、相互クリックなどという発想が出てくるわけですが、「ポチしておきました」「クリックお願いします」などは、「報酬単価を下げているポチ乞食」に書いてあるように、結果的にさらに収益を落とします。

そして、それは広告主から不正に報酬を得る犯罪です。ですからA8.netなどのASPは相互クリックを禁止しているし、発見されれば即退会です。

どうすればよいのか?

それが楽しいという人もいるし、楽しいのならコメントまわりをするのもいいでしょう。しかし、アクセスアップのためにコメントまわりをするのは、まったくの無駄です。アクセスをあげるためには、外部の知らない人が来てくれるようにならなければ、お話になりません。

そもそもの発想として「読者はブロガーだけではない」ということを忘れていませんか?

「コメントまわり」 – これ、相手もブログを持っていないと出来ません。
「相互クリック」 – これも、相手がブログにアフィリエイトを貼っていないとできません。

相手もブログを持っていないと出来ないことだけに精を出すから成果が出ないんです。

そもそもあなたの知り合いで、ブログをやっている人は、知り合い全員の中の何パーセントですか?残りの人はブログをやっていないわけですが、そのパーセンテージはどれくらいですか?

それをすべて切り捨てて、ブロガーだけを対象に、アクセスアップを図ろう、アフィリエイトで儲けよう!という発想はいかがなものでしょうか?

ブログというのはインターネットを通じて世界中の誰でも見られるわけで、仲間だけで楽しみたい、会員だけでワイワイやりたいというのなら、mixiみたいなSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)の方がいいんじゃないですか。

ひとつ言えるのは、コメントまわりに精を出す、あるいはそれを人に薦めるブロガーの言うアクセスアップ術は信じるだけ無駄だということ。やっても、月に数人の読者が増えるだけです。それでも増えないよりはマシというならそれでもいいですが、それにかかるコストを考えたほうがいいですよ。


おまけ 情報商材はやめたほうがいい理由

情報商材というのは、アフィリエイターが相手でないと売ることが出来ない。あるいはアフィリエイトを始めさせないと売ることができない。そもそも、ブログをやってない人はアフィリエイトに興味がないのだから、情報商材ブログなどを探して見に行くはずもない。

つまり、ブログを持っていない多くの人を対象にすることが出来ない。結果、狭いパイの取り合いでしのぎを削ることになる。こういう奴らがやるのが、ブログのコメントまわりです。

情報商材を売る場合、ブログをやっていない人には認知されていないのだから、パイを増やすためには、電車に中吊り広告を出すなどして、まず認知させることから始めなければならない。スパムもそのひとつ。相手から能動的にサイトに訪問されることはありえないのだからスパムなどで餌をまく。

情報商材で儲からないとは言わないが、相当の腕が必要になる。素人には無理だ。しかも、やっていることはろくでなしの手法。

報酬単価を下げているポチ乞食

「ポチしておきました」とか「クリックお願いします」というのは乞食連中だから全部切ったほうがいい。相手にするとロクな事がないよ。

以前「ファンブログには危なくてAdSenseを貼れない件」に書いたとおり、自分の知っているだけでファンブログはじめて半年以内で4人がGoogle AdSenseの契約を切られた。

アフィリエイトを攻略するには相手を調べることが必要。相手とは2人いる。ひとつは「品物を買う購買層」もうひとつは「広告を出す出稿主」。

広告を出す側の立場で考えてみよう。1個の商品を売るためにかけられる広告料が100円だったとする。100回クリックされて1個売れるのなら、1クリック1円で広告料を設定すればいいだろう。

これが50回クリックされる間に1個売れるのであれば1クリック2円払える。10回のクリックで1個売れるなら10円だ。広告主は払えるなら単価を上げる。それはケチらない。なぜか?広告料が高いほど広告の貼られるページが増えるのだから結果として、売り上げが増える。

クリック単価というのは、いかに効率よく「それを欲しがる人」を呼び込むかにかかっている。つまり「それを欲しがる人だけ」がクリックするほど、クリック単価は上がる。Google AdSenseは、なぜクリック単価が高いのか?「それを欲しがる人だけ」にその広告を表示する仕組みを作っているからだ。

ここで冒頭の「ポチしておきました」とか「クリックお願いします」の話。奴らは乞食だから1クリック1円、2円のために膨大な労力を使って巡回する。こいつらは、クリックするだけで買う気はまったくない。おそらくビンボーで買えないだろうし。結果、購入に繋がらないクリック数だけが増えていく。

10クリックで1個売れるなら10円払えるところが、こいつらのせいでクリック単価が落ちている。これは間違いのない事実だ。うちは乞食お断り。乞食とは付き合うな。

1日平均400アクセス減と常連さんのコメント

Tomさんの最新Tweetふたつ。

Tweetしているとおり、記事ページ以外はまったくアクセスがないけど、1ページしか見られていないというわけではない。このページにもあるけど、記事下のカテゴリーナビがなかなかよく出来ているのでトップページに行く必要がない。

そもそもが昨年暮れにヘッダとフッタを今と同じにしたわけだけど、それ以来急激にアクセスの伸びたページがあった。それは各カテゴリーの記事一覧ページだ。目立ったのでクリック率が大きく上がった。その結果、一人当たりのページビュー数(何ページ見たか)が増えた。なぜなら、記事をひとつ見る→関連記事を探す→見つかる→そのページを見る。という図式が完成したから。

手ごたえがあったので、それならと1ヵ月ほどブログを放置してシステムを作ったのが今のテンプレート(スキン)。結果的に放置の最後の頃は1日平均400アクセスほど下がったが、すぐに増える自信があった。

余談だが、このブログは大部分が検索から人が来るので更新頻度とアクセス数に相関関係はない。古い記事ほどアクセスが多い。だから放置しても大してアクセスは減らないと思っていた。そうしたら思いの他下がったので驚いている。

さらに言えば、書いたばかりの数日しかアクセスされない記事、書いた後数日でアクセスされなくなる記事、それしかないのならそのブログは絶対に伸びない。

自画自賛するが、今回、さらに便利なナビを記事の下につけたことでカテゴリーの記事一覧ページのアクセスは減った。トップページも開かれにくくなった。かといってアクセス数が大きく変わったわけではない。ナビを通じて複数ページ読んでもらえている。結果として、この4日で放置前のアクセスに戻ったので良しと考えている。

このブログの場合は、ほぼどれかの記事から読まれ始める。つまりトップページは開かれない。これが仲のいい常連さんだとブックマークしてくれているので最初にトップページを開いてくれる。それから次に最新記事を見てくれる。これで2ページ。ブックマークしてくれているほうが1ページ余計に見てもらえる。と思ったらそれは大きな落とし穴だ!

ブックマークしていない場合、大抵は検索するか、どこかの紹介からブログに来るので、いきなり特定の記事を開く。トップページは開かない。これで1ページ。

ブックマークしている場合、まず最初にトップページを開く。なぜならまだ開いたことのない最新記事をブックマークしておく事は出来ないから。トップページから最新記事へ移動。これで2ページ。開かれたページの数は確かに1ページ多い。では人数は?どちらも同じ1人である。

さらに、常連さんの多くはコメントを残してくれる。コメント送信前、コメント送信後、これでさらに1ページ増える。気づかないかもしれないが、コメント送信前にはあなたのコメントがないページが開かれている。コメント送信後には、あなたのコメントがあるページが開かれている。つまり2回開かれているわけだ。トップページ→最新記事ページ(コメント送信前)→最新記事ページ(コメント送信後)。ここまでで3ページ。さらに、毎日コメントをくれる常連さんなら、おそらく昨日の記事に書いたコメントの返事を読むために、もう1ページ移動する。計4ページ。

検索から一人来て、1ページ見るのと、常連さんが一人来て4ページ見るのは、どちらも1人で同じである。つまり常連さんは4倍アクセスを消費する。しかし、新しく読んだ記事はどちらもひとつだけである。トップページや、昨日の記事を何回開こうと関係ない。トップページは新しい記事を探すため。昨日の記事は、自分への返事を読むため。新しく読まれた記事はひとつしか増えていない。

たとえば、あるブログには毎日検索で100人来るとしよう。ページが開かれた数は1日100ページ、1ヵ月で3000ページが開かれることになる。来た人数も3000人という計算になる。

別のブログには、常連さんが毎日100人来るとしよう。ただしそれ以外は誰も来ないとする。上のとおりに考えれば、1日100人で400ページを開いてくれることになる。1ヵ月で1万2千ページだ。検索から100人の例に比べて9000アクセスも多い。では人数は?毎日同じ常連さん100人しか来ないんだから1ヵ月でも100人しか来ない。毎日毎日同じ100人が繰り返し来ているに過ぎない。検索からは3000人来ているのだから、常連チームはマイナス2900の惨敗である。

例えばの話、仲のいい常連さんが10人いるブログで、1ヵ月のアクセス総数が1200しかなかったら、それは仲のいい10人以外は誰一人ブログに来ていないということだ。恐らくそのブログで10日前に書いた記事は、もうまったく誰にも読まれていない。

大切なのは、何ページ開かれたか、ではない。何人に読まれたか、だ。全部で100人しか来ない店と、3000人来る店。どちらが収益が多いだろうか?

ブログに人気を出したい時、コメントまわりに活路を求めたら終わりだ。「わたしのブログにも来て下さい」などという書き込みは愚の骨頂。

アクセスは欲しい。でもどうすればアクセスが増えるのかわからない。という時にコメントをもらった。返事をしたら、その人がまた来てくれた。という形でコメントまわりに走るんだろうが、それはムダだ。知らない人が、検索から来てくれるようにならない限り、ブログは絶対に成功しない!

コメントまわりをするなと言うのではない。しかし、楽な方法を選んだら、そのブログのアクセスはもう伸びない。コメントまわりだけに頼ったらおしまいだ。

広告出すバカ、だまされるバカ

毎日30分、簡単なコピペをするだけで、月収100万円!
だとしたら、たかだか数十万円で、そのノウハウを教えますか?俺なら人雇ってやらせる。ひとり月給50万で雇っても、まだ50万円以上残る。100人雇って、そのノウハウを実践させれば月1億以上は硬い。100人に50万づつ払っても楽勝で毎月5000万以上が残る。それなのに、広告まで出して無料で教えます!というところの多いこと。何故?

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それなのに、広告まで出して無料で教えます!というところの多いこと。何故?

答えは簡単。そのやり方では100%確実に儲からないからだ。だからタダで教えられる。いや、タダではないんだな、これ。広告費分の赤字を出している。赤字を出してまで、何故に無料で人を集めるのか?その赤字はどこで回収するのか?

これまた簡単。資金の回収方法はひとつ。集めた人たちから搾り取る、むしりとる。広告出してる奴らは儲かるから広告出してんだよ。また、恥ずかしいことにそれに気づかないバカもいる。これも確実にいる。広告主は儲かるから広告を出している。絶対に損をするのは広告に申し込んだ馬鹿。

そういうアフィリエイト広告を貼っているブログは100%信じるな!そういうブログは自分自身が儲かることしか考えていない。おそらく本人は申し込んでいないだろうし、申し込んだことがあるなら儲からない事もわかった上で貼っている奴だ。考えてみればいい、申し込んだんであれば月収100万以上のはず。なのに、そんな奴が貧弱な無料ブログで必死で宣伝するだろうか?

まあ普通は言わなくても信じないよな。でも信じてしまう奴がいる。それはブログ初心者。始めたばかりのブログ初心者がコメント欄にコメントをもらえばうれしいし、来てくれた人は、ありがたい読者さんである。どうせ誰も見に来ないブログだろうから、ありがたい読者さんを大切にしてしまう。その結果だまされる。

はじめたばかりのブログにコメントをもらえばうれしいだろうが、気をつけろ。そもそも初心者のブログなんて誰も見ない。誰も見ないブログになんでわざわざやって来て、コメントをするのか?あんたのブログが面白いから?違う。カモ探しだ。そんなブロガーを信じても何もいいことはない。まあ、気づかないバカに何を言っても無駄だけど。バカが多いから、普通の人まで不愉快になる。

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