Tomさんの最新Tweetふたつ。
Tweetしているとおり、記事ページ以外はまったくアクセスがないけど、1ページしか見られていないというわけではない。このページにもあるけど、記事下のカテゴリーナビがなかなかよく出来ているのでトップページに行く必要がない。
そもそもが昨年暮れにヘッダとフッタを今と同じにしたわけだけど、それ以来急激にアクセスの伸びたページがあった。それは各カテゴリーの記事一覧ページだ。目立ったのでクリック率が大きく上がった。その結果、一人当たりのページビュー数(何ページ見たか)が増えた。なぜなら、記事をひとつ見る→関連記事を探す→見つかる→そのページを見る。という図式が完成したから。
手ごたえがあったので、それならと1ヵ月ほどブログを放置してシステムを作ったのが今のテンプレート(スキン)。結果的に放置の最後の頃は1日平均400アクセスほど下がったが、すぐに増える自信があった。
余談だが、このブログは大部分が検索から人が来るので更新頻度とアクセス数に相関関係はない。古い記事ほどアクセスが多い。だから放置しても大してアクセスは減らないと思っていた。そうしたら思いの他下がったので驚いている。
さらに言えば、書いたばかりの数日しかアクセスされない記事、書いた後数日でアクセスされなくなる記事、それしかないのならそのブログは絶対に伸びない。
自画自賛するが、今回、さらに便利なナビを記事の下につけたことでカテゴリーの記事一覧ページのアクセスは減った。トップページも開かれにくくなった。かといってアクセス数が大きく変わったわけではない。ナビを通じて複数ページ読んでもらえている。結果として、この4日で放置前のアクセスに戻ったので良しと考えている。
このブログの場合は、ほぼどれかの記事から読まれ始める。つまりトップページは開かれない。これが仲のいい常連さんだとブックマークしてくれているので最初にトップページを開いてくれる。それから次に最新記事を見てくれる。これで2ページ。ブックマークしてくれているほうが1ページ余計に見てもらえる。と思ったらそれは大きな落とし穴だ!
ブックマークしていない場合、大抵は検索するか、どこかの紹介からブログに来るので、いきなり特定の記事を開く。トップページは開かない。これで1ページ。
ブックマークしている場合、まず最初にトップページを開く。なぜならまだ開いたことのない最新記事をブックマークしておく事は出来ないから。トップページから最新記事へ移動。これで2ページ。開かれたページの数は確かに1ページ多い。では人数は?どちらも同じ1人である。
さらに、常連さんの多くはコメントを残してくれる。コメント送信前、コメント送信後、これでさらに1ページ増える。気づかないかもしれないが、コメント送信前にはあなたのコメントがないページが開かれている。コメント送信後には、あなたのコメントがあるページが開かれている。つまり2回開かれているわけだ。トップページ→最新記事ページ(コメント送信前)→最新記事ページ(コメント送信後)。ここまでで3ページ。さらに、毎日コメントをくれる常連さんなら、おそらく昨日の記事に書いたコメントの返事を読むために、もう1ページ移動する。計4ページ。
検索から一人来て、1ページ見るのと、常連さんが一人来て4ページ見るのは、どちらも1人で同じである。つまり常連さんは4倍アクセスを消費する。しかし、新しく読んだ記事はどちらもひとつだけである。トップページや、昨日の記事を何回開こうと関係ない。トップページは新しい記事を探すため。昨日の記事は、自分への返事を読むため。新しく読まれた記事はひとつしか増えていない。
たとえば、あるブログには毎日検索で100人来るとしよう。ページが開かれた数は1日100ページ、1ヵ月で3000ページが開かれることになる。来た人数も3000人という計算になる。
別のブログには、常連さんが毎日100人来るとしよう。ただしそれ以外は誰も来ないとする。上のとおりに考えれば、1日100人で400ページを開いてくれることになる。1ヵ月で1万2千ページだ。検索から100人の例に比べて9000アクセスも多い。では人数は?毎日同じ常連さん100人しか来ないんだから1ヵ月でも100人しか来ない。毎日毎日同じ100人が繰り返し来ているに過ぎない。検索からは3000人来ているのだから、常連チームはマイナス2900の惨敗である。
例えばの話、仲のいい常連さんが10人いるブログで、1ヵ月のアクセス総数が1200しかなかったら、それは仲のいい10人以外は誰一人ブログに来ていないということだ。恐らくそのブログで10日前に書いた記事は、もうまったく誰にも読まれていない。
大切なのは、何ページ開かれたか、ではない。何人に読まれたか、だ。全部で100人しか来ない店と、3000人来る店。どちらが収益が多いだろうか?
ブログに人気を出したい時、コメントまわりに活路を求めたら終わりだ。「わたしのブログにも来て下さい」などという書き込みは愚の骨頂。
アクセスは欲しい。でもどうすればアクセスが増えるのかわからない。という時にコメントをもらった。返事をしたら、その人がまた来てくれた。という形でコメントまわりに走るんだろうが、それはムダだ。知らない人が、検索から来てくれるようにならない限り、ブログは絶対に成功しない!
コメントまわりをするなと言うのではない。しかし、楽な方法を選んだら、そのブログのアクセスはもう伸びない。コメントまわりだけに頼ったらおしまいだ。