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パラシュートを使って高い所から飛び降りる「フリーフォール」。
その第一人者が、地上約3万9044メートルの高さの気球からダイビングに成功。
最高落下速度は音速の約1.24倍にあたる、時速1342キロ程度に達した模様。
奇しくもこの日はアメリカのパイロット、チャック・イエーガー(Chuck Yeager)氏が
有人飛行機で初めて音速を超えてからちょうど65年目でもあった。
すごいですねー。リンク先の写真をみてもらうと、ほとんど宇宙飛行士が宇宙から落ちていく図です。
今回成功したのが、オーストリア人のフェリックス・バウムガルトナー(Felix Baumgartner)さんという方なんですが、ニュースを読んでて個人的に気になった名前は、バウムガルトナーさんではなく、イエーガーさんでした。バウムガルトナーさんにはごめんなさい。
イエーガーさんって、たぶん「ライトスタッフ」という映画の登場人物だと思うんだ。
思うんだったら、記事書く前に調べろ!ということで調べたらそうでした。
あらすじ(ライトスタッフ – Wikipediaより)
1947年のアメリカ、モハーベ砂漠の中のエドワーズ空軍基地。
テストパイロットのチャック・イェーガーはロケット機ベルX-1を駆り危険なテスト飛行に挑む、そしてついに音速の壁を破る。その後、基地にはパイロットが続々と集まり、速度記録も上がっていくが、事故は止むことがなかった。
やがて、ソ連の世界初の人工衛星スプートニク1号打ち上げ成功の緊急ニュース(スプートニク・ショック)が届き、慌てた政府は、新たにNASAを創設して、各軍の精鋭パイロットから宇宙飛行士候補者を募ることにする。空軍のイェーガーやその仲間は大卒ではないため不適格とされたが、他の優秀なパイロットらが応募・招集され、厳しい検査を経て7人(ザ・マーキュリー セブン)が選ばれる。
パイロットのイエーガーとメカニックは世界最速の飛行機を目指して挑戦を続けるんだけど、
時代はもはや宇宙の時代。ソ連との宇宙開発競争。人々の注目はアポロ計画へと移っていった。
華やかな宇宙飛行士たちの活動の影で、存在を忘れ去られたイエーガー達。
それでも開発とテストは続けるんだ。
最速飛行のテストは常に死と隣り合わせ。失敗したら死ぬ。
そんな試験飛行の出発前、必ずイエーガー飛行士はメカニックに聞く。
「ガムあるかい?」
メカニックの答えはいつもこう。「1枚だけある。」
この会話が、映画の中で何回も出てくる。
失敗したら死。もしかしたら最後の会話かも。そういう場面。
そしてイエーガーがお決まりの一言。「くれよ。あとで返すから。」
そう言って、必ずメカニックにガムをもらって出発するんだな。
これがすっげー、いいんだ。
「ライトスタッフ」
乾いたというか、凄く淡々とした演出が結果的にいい味になって印象づく。そんな映画です。
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