配列の記法 – 猫のスライドショーを作る その3

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「猫のスライドショーを作る」3回目。

前回は、関数と配列をやりました。

今回はオブジェクトというものを説明すると書きましたが、その前に配列の記法を説明します。

オブジェクトも一緒に説明するつもりでしたが、長くなったので、今回は配列の記法のみにして、オブジェクトは次回にまわします。

配列の記法

配列はデータを、[]で囲みます。

URL、横幅、高さを入れた配列は、横幅が100、高さが200の場合、


[‘URL‘,100,200]

と書きます。横幅、高さは数字ですが、URLは文字なので、シングルクォートかダブルクォートで囲む必要があります。

たとえば


[‘[URL1]‘,’[URL2]‘]

という表記は[URL1][URL2]という2つの文章をまとめた配列と解釈されます。
つまり、シングルクォート、ダブルクォートで囲まれた場合は[]も文字の一部です。しかし

[[1,2,3],[1,2,3]]

という表記は、2つの[1,2,3]という配列をまとめた配列となります。言い方を変えると、配列の中に2つの配列が入っています。

配列の中には、文字や数字だけではなく、配列も入れられます。また、次回説明するオブジェクトも入れられます。

配列へのアクセス方法

例として、次の配列を使用します。

[100,[1,2,3],4,5]

これは1つ目、3つ目、4つ目が数値、2つ目が3つの数値を入れた配列です。わかりやすくするため、この配列に名前をつけましょう。今回はarrayという名前にします。

プログラミングの数字は0で始まる。

私たちは数を数える時、1から数え始めます。しかし、プログラミングをする時は0(ゼロ)から数え始めるのが基本です。最初は戸惑いますが、覚えていくうちに0からはじまる合理性がわかります。

上の配列に先ほど名前をarrayとつけました。そのarrayの1つ目の数値を表すには

array[0]

と書きます。arrayという配列の0番です。
プログラミングの数字は0から始まるので、ゼロは1つ目です。つまり、array[0]の中身は100です。
また、array[2]は4、array[3]は5です。

値の入れ方

array[0]=200とすると、array[0]には200が入ります。最初に入っていた、100という値は上書きされます。文字を入れる場合は

array[0]=’abc’

とします。これでarray[0]の中身はabcです。

値の取り出し方

aという入れ物にarray[0]の値を入れたい場合は、a=array[0]と書きます。こうするとaにはarray[0]の中身が入ります。しかし、array[0]の中身は消えずに残っています。

array[0]=200;
a=array[0]

とした後に、aの値を調べると200です。そして、array[0]の値を調べても200です。

多次元配列

array[1]には配列が入っています。中に配列が入っている配列を多次元配列と言います。

a=array[1]

とすると、aには[1,2,3]が入ります。

a=array[1];
b=a[0];
c=a[1];
d=a[2];

とした場合、bの値は1、cの値は2、dの値は3です。
それは、こう書いても同じです。

b=array[1][0];
c=array[1][1];
d=array[1][2];

array[1][0]は、array[1]、つまりarrayの2つ目[0]、すなわちarray[1]の1つ目です。

array[1][0]=1000;
array[1][1]=2000;
array[1][2]=3000;

こう書いた後の、array

[100,[1000,2000,3000],4,5]

となります。

以上、配列の記法でした。次回は「オブジェクト」を説明します。


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「配列の記法 – 猫のスライドショーを作る その3」への2件のフィードバック

  1. コメントありがとうございます。

    Tomさんのブログは勉強になると思い
    一番にブックマークさせて頂いてました^^

    まさか、自分が一番だと思ったブログの主様に
    コメントを戴けるなんてすごく嬉しいです!

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